合格者の声

量販店
株式会社ホームインプルーブメントひろせ 人事部部長 河野 晃伸氏
~「正の連鎖」によるモチベーションアップの
原動力と売り場にもたらす波及効果~

 現在、大分、熊本、長崎、宮崎各県に展開する30店舗のほぼすべてでペット関連の売り場を設けているHIひろせ。今では 、ペット関連売り場は “店の顔” となり、大きな集客力を持つまでに成長しています。しかし、数年前までは、ペット関連商品の需要の変化に対応するための方策が打ち出せず、会社として大きなジレンマを抱えていたといいます。
 そのようなときに出会ったのが「ペットフード販売士」の資格でした。ペットフードに特化した資格である「ペットフード販売士」は、現場で必ず大きな武器になると感じた社長がすぐに受験の指示を下し、昨年、そして今年と着実に受験者数を増やしています。

“達成感” と “満足感” がモチベーションアップの原動力

 資格取得後、お客様からの質問や相談に的確に対応できるようになったことが “達成感” や “満足感”をもたらし、現場スタッフのモチベーションが格段にアップ。受験前に勉強した内容を現場の状況に即して復習するだけでなく、他のペット関連資格も取得するなど、「ペットフード販売士」となったスタッフの仕事に対する姿勢がみるみる変わっていったといいます。

 新たな知識を身につけ、情報の取捨選択が正しくできるようになることで自信も生まれます。すると、お客様から頼りにされることも多くなり、それがさらに深く勉強する意欲へとつながっていく。そんな「正の連鎖」が、資格取得後のスタッフとお客様とのあいだでで起こっているようです。

 また、ひとりの変化は周りにも波及します。「ペットフード販売士」として、お客様から頼られる仲間の姿を見て知識の重要性と必要性を肌で感じ、忙しい合間を縫って自主的に勉強するようになったスタッフも増えているといいます。「意識の高まりが売り場全体に徐々に広がっているようで、現場が生き生きしているんですよね」と河野氏。「ペットフード販売士」がもたらす思わぬ波及効果に笑みが溢れます。

資格導入で見えてきた “理想のスタッフ像” と人材育成の必要性

 会社として「ペットフード販売士」の資格を導入したことによって、それまでは漠然としていたスタッフの在り方が形となって見え始めたといいます。

 「お客様に正しい知識をお伝えするだけでなく、お客様と一緒にペットを育てるという感覚を持ったスタッフ」が、いま、HIひろせが描く理想のスタッフ像。お客様に正しい知識を提供するとともに、”ウチの子感覚” でお客様のペットについて考えることが大切であり、理想のスタッフを育成することは会社の責務だといいます。

 資格取得によってスタッフ個人が変化し、個人の変化が売り場全体の意識改革へと広がって会社を動かしていく。一滴のしずくによって水面に起こる波の広がりのように、「ペットフード販売士」の資格が、HIひろせに変化をもたらしています。

「ペットフード販売士」の資格取得を会社としてバックアップ

 「ペットフード販売士」の資格を会社の販売戦略の柱のひとつとして導入したことによる効果は非常に大きいと語る河野氏。ペット用品売り場に「ペットフード販売士」がいるということが、お客様から支持されてきていると実感しているそうです。

 今後は、全店舗に「ペットフード販売士」を配置することを目標に、資格取得希望者を会社として全面的にバックアップ。それと並行してテナントや提携企業に対しても「ペットフード販売士」の有用性を訴えかけていくつもりだといいます。また、資格取得後のフォローアップとして、さらに知識を深めるための講習会や勉強会など、HIひろせでは、ペット関連業務の拡充と発展に向けた構想を意欲的に描いています。

“ありがとう” の先にある未來のために

 「町から街へ “ありがとう” のおつきあい」は、HIひろせの企業理念。

 お客様からの “ありがとう” がスタッフの達成感や満足感をもたらし、それがさらなる “ありがとう” へとつながっていきます。「会社の利益はもちろん大切ですが、ペットフード販売士の資格導入を足がかりとして、ペットとペットオーナー、そしてスタッフの未來のために会社として何ができるのかを真剣に考えていきたい。」と語る河野氏。

 ”ありがとう” の先はどのように広がっているのか、HIひろせの今後の動向には、ぜひ注目したいと思います。

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